1973(昭和48)年、鹿児島県吉野町において、知的障害者援護施設として設立されました。大島紬や刺し子、竹細工などの下請け作業を行っていましたが、現統括施設長と副施設長である福森伸氏・福森順子氏夫妻の考え方を柱に、1985(昭和60)年頃から、障害のあるつくり手が本来もっている個性を最大限に活かせるような、つくる喜びにあふれた制作環境へと変化していきました。
現在は「工房しょうぶ」の名のもとに、「布の工房」「木の工房(木工)」「土の工房(陶芸)」「紙の工房(和紙)」「絵画、造形のアトリエ」があり、自主性を尊重した活動が活発に行われています。「布の工房」からは、「針一本でひたすら縫い続...